- オフロードバイクのタイヤってどれを履いたらいいか分からない
- 迷ったら『VE』って聞くけど、VE33s GEKKOTA(ゲコタ)はどうなの?!
- VE33s GEKKOTA(ゲコタ)を買おうと思ってるけど、使用感が知りたい!
オフロード歴、5年の 『GAO RIDER』 が VE33s GEKKOTA(ゲコタ)の使用感を解説ます。
IRC VE33s の魅力を解説していくよ!
- 林道ツーリング(フラット〜ハードまで幅広く使える)
- エンデューロレース(ハイスピード〜難所系)
オールマイティーに使えるバランスのとれたタイヤです。
VE33s GEKKOTA(ゲコタ)は、林道ツーリングだけでなく、レースにも使いたい人におすすめのオフロードタイヤです。
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VE33s GEKKOTA(ゲコタ)の特徴
VE33s GEKKOTA(ゲコタ)はIRCから発売されているハードエンデューロ、クロスカントリー向けのオフロードタイヤ。
性能は、『IX09W GEKKOTA』 と 『VE-33(無印)』の間をとったタイヤです
IRCから発売されている VE33s GEKKOTAは
- 柔らかいブロックで岩場のグリップを確保
- 程よい硬さのサイドウォールで、ハイスピードに対応
- エンデューロタイヤの中ではライフが長い
- オールラウドで使えるタイヤ
つまり、美味しいところを摘んで、合体させたタイヤです。
VE33s GEKKOTAのインプレ【マディ(ウェットコンディション)編】
VE33s GEKKOTAはウェットコンディションでも性能を発揮してくれます。
タイヤのブロックが高いため、泥による目詰まりの心配がありません。
ウェットコンディションの時こそ、タイヤの性能が試されます
例えば、雨上がりの林道での話。
IRCツーリストとVE33sを比較してみると、グリップ性能はVE33sが圧勝です。
「やっぱり、山遊びはVE33s GEKKOTAでしょ!」
これであなたもVE33sの虜です。
VE33s GEKKOTAのインプレ【岩場編】
VE33よりもブロックが柔らかいため、岩場のグリップ力もなかなかです。
IRC VE33:VE33s GEKKOTA ではない VE33(通称:無印VE33)
特徴:VE33s よりもブロックが硬め。
岩場だけに特化するのであれば
- TRIAL LIGHT 【Michelin】
- TRIAL D803 【DUNLOP】
- TR-011 TOURIST 【IRC
- iX-09W GEKKOTA 【IRC
がおすすめ。
すべてのコンディションに抜群のグリップのタイヤは存在しません。
しかし、VE33s は どの分野もオールマイティーにこなせる汎用性の高いタイヤです。
↓ 岩場最強のエンデューロタイヤ 『IX09W GEKKOTA』のインプレ記事はこちら ↓
VE33s GEKKOTAはどのくらの空気圧がオススメなのか
タイヤの空気圧をどのくらいにするかは、コンディションによって大きく変わります。
- ハードエンデューロ :0.25kgf/cm3 以下
- エンデューロ :0.3kgf/cm3 以下
- クロスカントリー :0.4kgf/cm3
- 山遊び :0.5~0.25kgf/cm3
グリップがいまいち。
もうちょっとで登れるのに!
なんてときは、 0.2kgf/cm3 以下 まで空気圧を落とすと VE33s の本領が発揮されます。
0.2kgf/cm3 以下にした瞬間、凄いグリップするようになります
VE33s GEKKOTAで、空気圧を0.3kgf/cm3 以下まで落とす場合は、
- タブリス(チューブリス)
- ビードストッパー(リムロック)
どちらかを必ず装着するようにしましょう。
VE33s GEKKOTA タイヤの寿命
VE33s GEKKOTAのタイヤの寿命は、エンデューロで使えるタイヤの中では比較的長いほうです。
勝手なランキングを付けると以下のような感じ。
使ったことがあるタイヤと比較してみました。
- IRC ツーリスト 100点
- ミシュラン スタークロス 90点
- IRC VE33 80点
- IRC VE33s GEKKOTA 60点
- IRC X09W GEKKOTA 30点
ツーリストは公道使用可能ですが、比較対象にしてみました。
ランキングの定義として、山遊びで楽しく遊べるレベルまでの寿命として点数を付けました。
X09W GEKKOTA はライフが短いのと引き換えに、ものすごいグリップ力を発揮してくれる良いタイヤです。
無印のVE33と比べるとブロックのコンパウンドが柔らかいため、寿命は短くなります。
しかし、その分 無印VE にはない粘り強いグリップ力が魅力的です。
エンデューロタイヤのグリップと寿命は反比例するということを覚えておきましょう。
VE33s GEKKOTAのタイヤ交換はかなり楽な部類
ガミータイヤのため、サイドウォールが比較的柔らかめにできています。
このため、タイヤ交換が非常に楽です。
「無印VE33のタイヤ交換なんて2度とするか!」
ってくらい、タイヤ交換が楽。
タイヤ交換の際は、以下の点に気をつけてください。
- タイヤレバーを90度以上倒さない(チューブが傷つく可能性あり)
- ホイールに入れていくときは優しく(ミチミチ音を立てない)
※タブリス(チューブリス)を入れている場合は、空気漏れの原因になります。
VE33s GEKKOTAとタブリスとの相性はバッチリ!
VE33s GEKKOTAはハードエンデューロにも使えるタイヤなため、なるべく空気圧を落とし使いたいところ。
そこでオススメなのが、タブリス(チューブリス)です。
「VE33s GEKKOTA」 と 「タブリス」の相性はバッチり
VE33s GEKKOTAはサイドウォールにそこそこの固さがあります。
このため、難所でグリップさせたいときは、
空気圧を 0.15kgf/cm3 〜 0.1kgf/cm3 くらいまで落とすのがオススメ。
ほぼ大気圧に近い状態なため、チューブの場合、リム打ちによるパンクの危険性も出てきます。
そうなると、タブリスの方が魅力的。
ハードエンデューロには、
- パンクの心配がなく
- バネ下の軽量化にもなる
タブリスが最適解!
↓ タブリス(チューブリス)のインプレ記事はこちら ↓
VE33s GEKKOTA サイズのライナップ
VE33s GEKKOTAは 110/100-18 64M のワンサイズのみ。
- タイヤの幅:100mm~110mm
- 対応ホイールサイズ:18インチ
250のレーサーであれば、基本的に装着可能。
セローやフルサイズトリッカーで装着する場合は、タイヤをなるべく後ろに調整しないと、インナーフェンダーに干渉する場合あがあるので注意が必要です。
※フルサイズトリッカーでVE33Sを履く場合は、チェーン調整のかたつむりを9以上にすれば装着可能です。
VE33s GEKKOTAのQ&A
VE-33s GEKKOTAが甘夏と呼ばれる理由
VE33s GEKKOTAの通称は「甘夏」。
Twitterで某氏がVE33Sの通称を投票で募ったところ、なぜか「甘酸っぱいひと夏の想い出」という名称になってしまったとか。
そのときの候補は以下のとおり。
確かに、「酸っぱいひと夏の想い出」に惹かれます。
ちなみに33sの「S」は、小文字じゃなくて「大文字のSのフォントを小さくしたもの。
セロー225/250に VE-33s GEKKOTA は履けるのか?!
セロー225/250のほとんどのホイールはチューブレスホイール。
VE33s GEKKOTAはチューブ用タイヤのため、基本的には装着できません。
しかし、装着できる方法が2つあります。
セロー225W 4JG1のチューブホイールを使用する
セロー225はほとんどの年式がチューブレスホイールですが、実はチューブホイールの年式があります。
その年式は、セロー225W 4JG1 ※1993年式以降のリアディスク仕様 になってから数年間。同じことを考えるオフ車マニアがいるので,ヤフオクの取引価格は比較的高めです。
このホイールを使用するのが一番簡単です。
リアだけで諭吉さん2人~3人くらい。
チューブレスホイールをチューブホイール化
もう一つの方法は、今あるチューブレスホイールをチューブホイールに改造するという方法。
一番安上がりな方法ですが、2度とチューブレスホイールに戻せなくなるので、勇気が必要です。
- チューブレス用のエアーバルブ部を外す。(ここにチューブのバルブを通します)
- ビードストッパー用の穴を開けます。
(一度開けると2度とチューブレスの世界には帰ってこれません。)
ビードストッパーを入れる穴のサイズは一般的に8mm。
空気圧を落として走りたい場合は、ビードストッパーを2個にしましょう。
エンデューロタイヤで迷ったら VE33s GEKKOTA! 甘夏いっとこう!
VE33s GEKKOTAは、ハイスピード、マディの両方で安定したグリップを発揮してくれます。
レースはもちろん、林道などでの山遊びがさらにたのしくなるでしょう。
VE-33s GEKKOTAを履いて、林道支線の散策なんてもう最高です。
タイヤの寿命も、コンペタイヤの中では比較的長めな部類。
初めてのエンデューロタイヤに VE33S がオススメです!